アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
愛しき…
-
「一松にーさん!」
ただ1人十四松だけが一松の側まで駆け寄った。
一松の目の前に座って猫を一松と一緒に撫でようとする。
「十四松…猫が逃げる…」
「?ごめんね、ぼくも一松兄さんと猫撫でたくて」
たはっ、と頭を掻きながら笑顔で謝る十四松に一松が猫を抱きかかえて差し出した。
「?」
「猫。撫でたいんだろ?…落とすなよ」
一瞬虚を突かれたように十四松の目が丸くなり、ぱぁ、と表情が明るくなる。
「…おう!任せて!」
危なげなく十四松が猫を抱き上げてすりすりと頬ずりする。その様子を一松が見ながら微かに口元を緩めた。
「「「「.....ッ!!!!」」」」
チョロ松が頭を抱えて悶絶する。
おそ松が手にした漫画に激しく頭を打ち付ける。
トド松がスマホを一松に向けて連写している。
カラ松の頭が勢いよく机にめり込んだ。
「…何、してんの?」
一松が呆れた様子で首を傾げた。
四人が顔を上げ、声が見事に揃う。
「「「「…ッ何にもないっ!!!!」」」」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
2 / 23