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50 中井との過去
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俺が小学四年の頃、親はすでにおらず身の回りのことは姉や、使用人がやってくれていた。
ある日の学校帰りのことだ。
「ばいばい!ゆうきくん!またあしたねー!」
「うん!ばいばい!」
友達と別れて家に帰る途中、道端に座り込んでいた男を見つけた。
それが中井だった。
傷だらけで血を流していた。
「お兄さん大丈夫?」
「…なんだクソガキ…俺怖くねぇのか?」
「?うちの家にいる斎藤って人のが怖いよ」
そう言うとそうか、と言って笑った。
おぉ…この人は笑うとすごいイケメンだ!と幼いながらにして思ったのを覚えている。
とりあえず自宅に招いて手当をする。のを見ていたんだけど。
「どーもお世話になりました」
そう言って出て行こうとするそいつの手を掴んで俺はこう言った。
「お兄さん!遊ぼ!バスケしよう!あ、鬼ごっこでもいいよ!」
なんで初対面の男にそういったのかは覚えてない。
でも俺は何となく…気に入っちゃったんだろう。
少し驚いた顔をして、手当ての礼だと言って日が暮れるまで遊んでくれた。
他の使用人たちもそれを見てそいつを家で雇おうか、という話になった。
(本編の祐樹は中2の16歳設定ってことにします!んで、姉は23歳です!)
高校2年だったかな…姉も承諾して晴れて彼はうちの使用人になった。
俺は彼にとても懐いていたため、俺の専属の執事にまで上がった。
だけど一つだけ、謎があった。
「そういえば君は家はどこなの?」
姉が彼にそう聞いた。
彼は答えない。
その代わり、大量の資料を姉に渡した。
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