アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
69
-
春、それは出会いと別れの季節。
世間は入学式や、卒業式、入学式など賑わいを見せていた。
だけどその中でも、笑顔を見せない人物が1人…
「ったく…うるせぇな…」
全寮制の男子校、霧崎第一に通う2年生花宮真だ。
「何でそんな怒ってんの」
花宮真の同級生。ガムを膨らませながらそういうのは同じく2年、原一哉
「…ねむい…」
大柄で、眠たそうに花宮の後ろを歩くのは、これまた2年の瀬戸健太郎
「今年は諸事情で女子がひとりいるらしいな。美人かな」
無表情で、でも楽しそうにそう言っているのも2年の古橋康次郎
「興味ねー…つか今日って早く帰れんだよな」
明らかに興味がなさそうに早く帰宅できることを喜んでいるのは同じく2年の山崎弘
全員この霧崎第一の生徒だ。
花「…」
ふと、彼の目にとまったのは水色の髪の少年と茶色でピアスが数個空いている少年と桃色の髪の色の少女…
ほ
この3人だった
何故か興味が湧いた。
それは他のメンバーもだった。
新入生なのは間違いない。
ただ、ほかの生徒とは違って別に嬉しそうでも、楽しみ、という訳でもなさそうな顔をしているところだ。
原「なんだろーね」
古「さぁ…あれだろう?諸事情、って子」
彼らはしばらくの間、その三人を見つめていた
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
69 / 151