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8.嘘だと言って。
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「中村、あっち行ってて」
え、なんで?
「俺、今から諒とえっちするから」
え!?ななな、何言うてんの友希!
沖縄まで来て、なんでこんな衝撃的なことを告げられんとあかんのかわかんなくて、僕はパニック。当の本人松田くんはいつもの満面の笑顔で僕にきつーいことを言う。
「友希と、諒ちゃんって、、そ、そういう関係なん!?」
思いっきり挙動不審に食い下がるとあっさりと、「うん、そう」って。いやや!そんなん信じられへん!友希はすすすと諒ちゃんに寄り添うように部屋の奥に消えていこうとする。僕は体が痺れて動けへんくて、言葉まで出てこんくなって情けなくも立ちんぼ。
「中村は早く仕事いかんと鈴木さんに怒られんで」
うう…。声が…声が…
「へぅ…」
ばったんとベッドから落ちて、頬に容赦なくへばりつく床に、変な声が出た。…夢?現実?めちゃめちゃ焦った僕は立ち上がってきょろきょろと辺りを見渡した。間違いなく昨日泊まったホテルの一室。友希と諒ちゃんはこの部屋の一階下。立ち上がって自分を見下ろしたらちゃんとTシャツを着ていたからそのまま部屋を飛び出した。
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