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Side.冬 2
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「電気くらいつけろ」
「麗........遅かったね」
「会議。また飯食わなかったのか」
「麗が作ったのしか食べたくないから」
目の下に隈を作って、音は笑う。
黒い瞳。
俺は逃げられない。
狭いハコの支配者。
俺の支配者。
10センチ高いとこから俺を見下ろして
長い指で俺の頬に触れる。
「.....麗...」
そんな風に呼ばなくても
俺は俺の名前を忘れたことはないのに。
「音.....いい加減外に出たら..?和泉さんも心配してる」
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