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Next.夜 3
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「麗くんみっけ!」
「え...和泉さん?え、乗るんですか?大丈夫です?」
「失礼だなぁー俺だって電車くらい乗るもん」
和泉さんは音の従兄弟で
肩書きは違えど、会社の代表取締役は実質彼だった。
「疲れてるね。ちゃんと寝てる?」
「ん...まあ。」
「うっそ、ちゃんと寝ないからこんなちっちゃいんだぞぉ」
「元からです」
和泉さんは、俺の6つ上で音の2つ上。
お父さんの妹さんの長男で
昔やんちゃをしていたらしく
一時期葉乃家とは絶縁状態だったらしいが
俺が養子になってから、
大人の目を盗みたまに3人で遊んだりもしていた。
真面目を押し付けられていた音は苦手そうだったが
なんだかんだでいつも俺たちを気にかけてくれるのは
葉乃家の中では和泉さんだけだった。
音がああなってから、
和泉さんは会社を手伝いに戻ってくれたし
実際凄く出来る人だ。
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