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1話『松野家のドタンバなある1日』
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ある1日の出来事
松野家でTVがあるのは唯一、居間だけ。
3年前に父がBlu-ray機能を買ってくれた時は6っ子とも喜んだ(一松の反応はそんなに喜んではなかったが...)
見たい番組は
かならずBlu-ray機能に録画して好きな時に見て大事に扱ってた。カラ松に至ってはBlu-ray機能に愛の言葉を注いでるのを見た時は松の5人と両親とも沈黙をした。さすがサイコパスだとカラ松除く全員がそう思った
そんなある日
奈落のどん底に落ちる出来事が訪れた
おそ松がBlu-ray機能にチャンネルで始動させて
録画した番組を見ようかと思い座って待つ
おそ松「あれ...画面真っ黒っ...。なんで、付かねぇのかな?」
TV画面からは声は聴こえるが肝心の映像が映らない事にハッとして、おそ松は顔色を真っ青にして黙り込み”故障“と言う言葉が頭に過る
ーーーえ、おいっ、待ってよ!?まさか壊れたって意味!!え、えっ?!マジかよ!!!ーーー
手鏡を持ちながら歩いてたカラ松が居間に
おそ松の姿を見つて何やら1人でアタフタしてパニックてる長男に唖然とする
ーーー何してるんだ?おそ松の奴は..ーーー
カラ松「マイブラザー。そんなに慌ててどうかしたか?」
おそ松「カラ松!!Blu-rayがBlu-rayがぁ!!」
カラ松「落ち着け、おそ松...」
おそ松がカラ松の顔を近付けさせオロオロすれば
カラ松は僅かに頬を赤らめる
ーーーそんなに近付いたら俺の理性が保ってない...!!ーーー
カラ松はおそ松の肩に手を置き落ち着かせれば
おそ松は困ったようにカラ松に説明する。
話しを聞いたカラ松は
血の気が引いたようにさぁーと顔色を真っ青にする
カラ松「なんだって!?....何故だぁ!今まで大事に扱ってきたはずだ!!まさか俺の愛が足りなかったと言うのか!?」
おそ松「いや...それ関係ねぇから...」
カラ松がそう言うとおそ松は片手を振りながら呆れたように呟く
チョロ松「おそ松兄さんとカラ松兄さん?2人して顔色真っ青にしてどうしたの?」
TVの前で座り込む兄の2名に顔を傾げて訪ねる
カラ松「それがっ...聞いてくれ!!」
居間に姿を現した
チョロ松にカラ松は話す。
チョロ松「え、はぁ!!?ええー!!」
驚いては
チョロ松の前にいる
おそ松の両肩を両手を置き大きく揺さぶる
おそ松「わっ!なっ!!ちょ、チョロ松!」
チョロ松「おい、オメェ、このクソ長男が壊したのか!?あ”ぁ”!?」
おそ松「なんで俺のせいになるんだよ!?んな訳ねぇだろう!!」
カラ松「そうだぞ、チョロ松。すぐにおそ松を疑うのはよくない...」
チョロ松「...だって、お前以外に誰がいるんだよ!!」
おそ松「ふざけんなよ。俺だってBlu-ray大事に扱ってたんだからな」
チョロ松「...そう言われれば確かに。兄さんの日頃の行いが悪いからつい」
おそ松「おい...さすがにそれは兄ちゃんも傷付くよ」
チョロ松「Blu-rayの取り使い書とか読んで書いたある事試したりした?」
おそ松「試したよ、で....直らねぇから困ってるだろう...」
チョロ松「だよね」
肩を竦め、おそ松、カラ松、チョロ松は悩む
一松「あれ...?なにしての」
おそ松の背後に立ちながら、おそ松の耳に息を吹き掛け訪ねればおそ松は大きく身体を反応させ振り向く
おそ松「ぬなぁ!?...いっ、一松」
一松「....どうしたの?3人で頭抱えて」
おそ松の反応ぶりを
内心で満足しては顔には出さずに訪ねる
チョロ松「それがね....Blu-rayをつけたら録画した映像が映らないみたいなんだって」
困惑した顔で一松に話すと
一松は飄々とした表情で
「ふぅん、へぇ...大変だねぇ」と淡々と言葉を返す
おそ松「えっ?!なんで平然な訳?困るだろう、普通さ」
一松「別に俺は録画してる訳ないから、困らないよ」
おそ松の顔をジッと見ては
『俺はアンタさえ居ればそれでいいし...』と内心で呟く一松を見ていたカラ松は口を閉ざす。
カラ松「....」
そして
距離が妙に近い事にモヤっとし
カラ松はおそ松の手を引き自分の場所に移動させる
おそ松「なに..?カラ松....」
カラ松「いや何でもないが...雑誌の占いに次男の隣に長男を居させると運気が上がると書いてあってな」
おそ松・チョロ松「『いやいやさすがにそんなの嘘だろう!!兄弟がいない人はどうなるだよ!』」
おそ松とチョロ松は内心でカラ松にツッコむ
一松「ちっ、うぜぇ、クソ松」
カラ松「えっ...」
チョロ松「それよりさ
困ったねー」
おそ松「あ、あぁ...」
十四松「あれれ!?兄さん達どうしたんっスかぁ?Blu-ray見ての!?ねぇ、なら俺にも見せてよ、マッスルハッスル!!」
おそ松「十四松、落ち着いて聞いてくれ」
十四松「え?なんっスか?」
一松「俺には関係ない話しなんだけど実は....」
一松は淡々な声音で十四松に伝える
十四松「えっ...ええええぇぇぇ!!?ま、マジっスかぁ!!!?」
驚愕しながら声を大きく張り上げた為
おそ松、カラ松、チョロ松、一松は耳を塞ぐが十四松の強烈な大きな声に耳がキーンっと響く
おそ松「っ、るっせ...耳がおかしくなる」
カラ松「いただけないぞ、今の声はダメだぞ、十四松...」
チョロ松「耳、すげぇ痛いわっ、鼓膜が切れる寸前だったわ!」
一松「...十四松、声抑えて驚けよ」
十四松「あははぁ、ごめんっス!」
チョロ松「おまっ、十四松!全然反省してないよぁ!?」
十四松「ええーはんせい?反省してるマッスルマッスル、ハッスルハッスルぅ!!」
チョロ松「はぁ、ったく...」
十四松に4人とも呆れながらもBlu-rayに目をやり
音声しか聴こえないTVに黙る
トド松「~...♪♪あれ、5人揃ってなにしての?」
スマホを弄りながら外から帰ってくるなり
居間にいる兄達5人に聞く
十四松「トド松!聞いて聞いて!あのね」
十四松は袖をパタパタさせながら
トド松にBlu-rayの事を説明する。トド松は口許を引き吊らせ真っ青にする
トド松「はぁ!!?それてBlu-ray壊れたって事!?はぁ!?」
チョロ松「そうなるね...」
トド松「どーすんの?!Blu-ray機能、ただでさえ高いんだよ!?」
おそ松「んな事、俺たちでも分かってるよ」
トド松「はぁ....昨日録画した番組、まだ見てないのに...」
おそ松「俺だって一昨日録画したのを見てねぇ...」
二人がそう不満を漏らしてればチョロ松がBlu-rayの取り使い書の紙を見て「ねぇ...ここにBlu-ray赤塚サポートセンターの電話口がある。予約すれば6000円でBlu-rayを見て1日で修理してくれるみたいよ」
おそ松「マジか!?じゃあ早速電話しようぜ!!」
カラ松「あぁ、そうだな」
チョロ松「うん」
6っ子達は玄関に移動し電話機がある場所に行く
チョロ松は受話器に手を取り番号を押し電話をかける
ーーーいま係員に繋げております~♪♪♪♪♪ーーー
チョロ松「混雑してのかな?」
おそ松「そっか、もうちょい待ってよか」
チョロ松「うん」
凡そ三時間.....
中々係員の相手が出なく6っ子とも苛立ち始める
イライライライラ....
おそ松「おっせぇ...おい、チョロ松、まだ出ねぇの?」
チョロ松「出ないな...つかこの曲、耳に入るしムカつく..」
カラ松「困ってる子羊がここにいるってのに
なんて長引かせる電話なんだ...」
トド松「嫌がらせかな?僕達、三時間も待ってのに」
一松「たぶん、俺達虫けらを馬鹿にして笑ってるだろう」
十四松「なんかムカつく....」
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