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2話・死亡フラグ有り『松野家のある事件』
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ムカムカ....
イライラ....
いくら混雑してるからって3時間も電話で待たさて6人とも苛立ちが募りはじめた
すると...
イヤミ「大変待たせてすみませんザンス、Blu-ray赤塚サポートセンターの係員のイヤミと申しますザンス」
少しでもお金を稼ぐために
赤塚Blu-rayサポーターの係員で仕事を始めたイヤミは電話を出ては丁寧に言葉を返す
チョロ松「僕....松野チョロ松だけど。
分かるよね。へぇ、係員ってさイヤミだったんだ?」
電話越しな為
顔は伺えないがチョロ松の声色がいかにも機嫌悪いことにイヤミはゾッと身体に寒気を走らせ自分が出た電話の相手があの6っ子の自宅の事に後悔する
イヤミ「分かるザンスよ...?『寄りによって、あのとんでもない6っ子ちゃんザンスかぁ!?嫌がらせ電話ザンスか?これって...』.....ご用件は?」
額に汗をかき固唾を呑み恐る恐るチョロ松に訪ねる
チョロ松「はは、なにって?
俺達の家のBlu-ray修理しに来てくれるかなぁ?」
イヤミ「ぶ、Blu-rayザンスか? 」
チョロ松「うん、赤塚Blu-ray機能だからさ?
お金はちゃんと払えるからさ心配しないでよ」
おそ松「チョロ松、イヤミだろう?俺に電話代わらせて」
チョロ松「うん、分かった」
おそ松がそう言えば頷き受話器をおそ松に渡す
そして額に青筋を立って
おそ松「おい..イヤミ?お前が松野家のBlu-rayの点検しに来いよ?分かったなぁ?逃げんじゃねぇぞ、あぁ?」
怒りが籠った声で電話越しの相手のイヤミに告げる
。もはや怒り方が酔っ払ってたちの悪いサラリーマンのようにしか見えないおそ松だが後の5人の兄弟達もおそ松と同じ気持ちのため誰もなにも言わずにいて。
イヤミ「しぇーぃぃ!!?わ、わっ、分かったザンス!!」
おそ松「よっし、んじゃ心を広くしてお前を待ってるからな」
イヤミ「はい...では木曜日、チミ達の家に...『何が心を広くして待ってるからな、ザンスかぁ!心が小さ過ぎるザンス!!』」
おそ松「あぁ、んじゃ木曜日な」
イヤミが電話を切れば
おそ松も受話器を電話機に置いて切る
おそ松「ちゃんとイヤミ本人が家に来るってよ」
トド松「イヤッホィー、楽しみだなぁ!なにしてやろうかな!!」
おそ松の言葉を聞いては
トド松は可愛らしい笑みから裏腹にドス黒い笑みを変えて声を弾ませる
おそ松・カラ松・チョロ松・一松・十四松・トド松「....せっかくの客だからもてなさなきゃだよなぁ」
ーーーさてと、待たされた時間を無駄にさせた落とし前をどうつけさせようか...ーーー
6っ子の心が同時に同じ事を思いながらゲスい言葉を心中で呟く
~イヤミが松野家に来る(木)~
その日の(木)は朝から大雨に雷だった
松野家の自宅に到着すれば
玄関のドアをノックする
イヤミ「6っ子ちゃん達、Blu-rayの点検しに来たザンス!!」
イヤミは6人が機嫌悪かった事を綺麗に忘れてるようで営業スマイルでノックし終われば松野家の玄関を開ける
おそ松「よぉ、イヤミ、いっらしゃい。ちゃんと来てくれたんだな。さすが俺等の友達~」
イヤミ「.......来いって強く言ったのはチミ達ザンスよ」
チョロ松「はは、そうだよね。ほら立ち尽くしてないで上がって」
カラ松「とりあえず居間にあるBlu-rayを見てくれ」
イヤミ「分かったザンスよ」
靴を脱げばカラ松はイヤミにタオルを手渡され、濡れた肩と服を軽く拭く。
居間に移動するとトド松が「座って座って」と促され座るとチョロ松がトレイにお茶と茶菓子を乗せてイヤミの前に置く
チョロ松「はい、どーぞ」
イヤミ「ありがとうザンス....『今日の6っ子ちゃん達、気味が悪いほど親切ザンス....』」
湯呑みに入ったお茶を啜りながら頭の中で
いつもと態度が違う6人に疑問を抱く
テーブルの上には白と黄色い菊の花が瓶に入って添えられてありお線香が6本置いてある事に気が付く
イヤミ「誰か亡くなったザンスか....?」
ゴロゴロ...
雷が激しく鳴り窓に激しく雨が打つ突く
カラ松「....あぁ、そうだな。残念だが現実と言うのは残酷だな」
おそ松「そうだなぁ、だって俺達の手であの世に逝くって思わないだろう、........なぁ、イヤミ?」
おそ松はイヤミをスッと目でやる
イヤミはゾッと寒気がして、このまま問い掛けると嫌な予感しかしない為、誤魔化すように口を動かす
イヤミ「Blu-ray修理ザンス!あやうく忘れるところだったザンス!!」
十四松「Blu-rayねぇ...直ったんだよねー」
冷たい声色で呟く十四松は目が笑ってなくて
イヤミ「え?」
おそ松「あの日、イヤミからの電話終わった後にもう一度Blu-rayを俺達で観たんだよなぁ...」
カラ松「Blu-rayのコンセットにホコリが溜まっていたらしく抜いて拭き取って」
チョロ松「一時的、ソッとしてもう一度付けたら就いたんだよね」
一松「そういう事...だからイヤミがBlu-ray修理する事無くなった訳」
イヤミ「じゃあミーは用済みってことで退散してもいいザンスか....?」
おそ松「なに言っての?イヤミ。まだお前にしか出来ない仕事あんだよ」
おそ松は黒い笑みを浮かべてイヤミにそう言えば
一松はイヤミの前に11000万を渡す
イヤミ「え?」
カラ松「6000円はわざわざ来てくれた分の代金....残りの6000円は....」
一松は自分のこめかみに人差し指で当て
ドス黒く怖い笑みを満面なく溢す
一松「とりあえずネジが10本ぐらい飛んだ俺達の脳の点検の金だよ」
イヤミ「し、しぇー!!脳の点検なら病院に行けザンス!!しぇー!!」
ガシッとおそ松がイヤミの肩に手を置く
おそ松「逃げんなよ、理解してんだろ。俺達の手であの世に逝く奴は、イヤミだよ」
6人ともイヤミの方にゆらゆらと歩み寄りながら手元に凶器を持って黒い笑みを張り付ける
ーーーダメに決まってじゃん、時間潰されたんだからなぁーーー
松野家の居間からイヤミの悲鳴が響き渡ったのであった
ーーー
今回はネタは
おそ松受けと言うより6っ子の日常を書きました。
おそ松さんにあるようなないような話しを書きたくて、思い浮かんだのがこれだったので。
なんと言うか終わり方がホラーと言うか6っ子達が犯罪者的になってしまいましたが...そこは温かい目で受け取ってください(´・ω・`)
次の話しは一松×おそ松の話しを書いてるところなので楽しみにしててください
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