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チョロ松視点『そう思いたい』
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俺は自分がホモじゃないってそう思ってた
おそ松兄さんに抱くこの“好き”と言う2文字も
兄弟としての好きだと信じ込ませ自分自身に言い聞かせていた
お互いの意見や話しが合わないと
すぐ喧嘩してアイツがくだらない事をすると俺は『馬鹿長男』と罵倒する。
馬鹿長男なんだけど何だかんだで長男らしくて
俺にも気にかけてくれて明るく無邪気に笑ってくれる
おそ松兄さんが笑うと俺は嬉しい
おそ松兄さんが幸せだと俺も幸せ
おそ松兄さんが泣くと俺は嫌と言うほど虚しい
おそ松兄さんが寂しそうな顔をしてると俺の胸が痛い
本当...兄さんって馬鹿みたいに
分かりやすいほど感情が顔に出るから
分かりやすい
だから
気付きたくもない気持ちにも気付いてしまうんだ
おそ松兄さんとカラ松兄さんが
“両想い”ってことを....。
2人とも俺達4人には秘密にしてるつもりみたいだけどね。おそ松兄さんが見せるカラ松兄さんに対しての顔は見れば兄弟として好きじゃなくて恋愛対象として好きと言う恋をしたような顔だから気付いてしまう
ズキン...
それを見るたんび俺の胸が痛い
嫉妬してのかな?
つか嫉妬しても俺は絶対ホモじゃねぇからな
おそ松「なぁ、チョロ松。元気ねぇけどどうした?大丈夫か?」
チョロ松「え?だ、大丈夫だよ!いつも通りだよ」
おそ松「そっか?悩みがあるなら兄ちゃんに遠慮なく言えよ。役に立ってるかどうか分からねぇけど」
へへ、と鼻の下を人差し指で擦りながら
笑ってから俺の頭をポンポンと優しく叩くおそ松兄さん
チョロ松「...おそ松兄さんに相談に乗るなんて無いかもしれないけど、その時は頼むよ」
おそ松「へへ、任せろって」
元気に真っ直ぐに笑うおそ松兄さん
今はカラ松兄さんに向けて笑ってるじゃなくて俺に向けて笑ってくれてる事に俺は嬉しかった
俺の胸がその気持ちと同時にドキッと大きく跳ね上がる
信じたくもないけど有り得ないけど
俺の“好き”って2文字は兄弟として好きじゃなくて恋愛対象として好きなのかな?っと気持ちを大きく膨らませる。
まぁ、恋愛対象として好きって有り得ないかもだけど。今の俺はそう思いたい
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