アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
カラおそ 『ホットケーキ』
-
現在の時間
12:05
カラ松は散歩から自宅に帰り靴を脱ぎ上がると
リビングからほんのり甘い香りが漂う
ーーーそっか。もう昼飯の時間か。フッ...今日はマミー甘い物でも作ってるとは珍しい...ーーー
なんと内心でカッコ付けながら呟き
キッチンを覗けば母親では無くて
赤いエプロンを身に付け立ってるおそ松の姿にカラ松はキョトンとする
ーーーあれ...マミーではなくて、おそ松が...ーーー
おそ松は背中に視線に気が付き振り向けばカラ松を見てることにビクッと驚く声を盛らす
おそ松「なっわっ!?かかか、カラ松!!帰ってきたなら“ただいま”ぐらい言えよ。びっくりしたろ...」
カラ松「悪い。
そう言おうとしたんだがブラザーが台所に立っていたから....その驚いて」
おそ松「ああー...。ならごめんな!
ついさき母さんが用事で出掛けちまったから昼飯は俺が作ることになったんだよ」
苦笑しながら人差し指で頬をポリポリ掻きつつそう言うおそ松にカラ松は顔を傾げて「そっか、で何を作ってるんだ?甘い香りがするが...」と訊ねると
おそ松はよくぞ聞いてくれたと言わんばっかりな笑顔を浮かべさせて「ホットケーキだよ」と胸を張って言う
カラ松「おー...ホットケーキか」
おそ松「あぁ、ちょうどホットケーキの材料があったし、俺が食べたくなったからなぁ」
語尾に音符マークがついてさそうな喋り方でそう言ってから、焼き上がったホットケーキを6人分の皿に乗せる。カラ松はそんな姿のおそ松に微笑ましくなり口許を綻ばせる。
ーーーフッ、可愛いな..ーーー
おそ松「おっそうだ!なぁ?カラ松!一口サイズのがあるから味見してみてくれよ」
カラ松「え?」
いきなり味見してと言われて目を見開きじっと見れば、おそ松は頬を赤らめて「あー、もう悟れよ....一番にお前に食べてもらたいの!好きな人に最初に...っ」と言われてカラ松はぼふっと頬を赤く染める
カラ松「なっ...そう言うことか...!」
おそ松「あぁ、そうだよ...」
頬を紅潮させ頷くおそ松にカラ松はフッと笑みを溢して、おそ松の顎に手を添えて唇にキスを落としてソッと唇を離す。
短い間の沈黙....
おそ松はみるみるうちに頬を今よりも真っ赤にさせて口をあわわとさせる
おそ松「!!ッ.....だから....不意打ちやめ、ろって...」
カラ松「フッ....ホットケーキも美味しそうだけど...お前の麗しいリップに心を奪われて、ついな...?」
おそ松「っ...~....恥ずかしいしいてぇよ!
あばら骨、折れるからっ...!そっそ、それに....ホットケーキの味見、しろよっ...!」
鼓動が大きくドキドキと高鳴る中、言葉を多少噛みつつも声をそう言って味見用のホットケーキが乗った皿をカラ松に差し出せばカラ松は「まったく
ブラザーはシャイな奴だ....」と言ってから一口サイズのホットケーキを食べる
ーーー俺を恥ずかしくさせての、ほぼお前の行動と言葉だからな...!ーーー
敢えて口に出して言わずに内心で言ってカラ松から目を背ける。
カラ松「ん...おそ松の手作り最高にgoodだぜ」
おそ松「っあぁ、そっか...!」
カラ松「あぁ...」
おそ松の髪をポンポンと優しく叩くカラ松の温もりと優しさにおそ松は恥ずかしさと嬉しさが混ざり合ったように微笑む
俺はみんなが帰ってくる前に食卓にホットケーキを並べて、6人でホットケーキをおいしく食べた
もちろん
おそ松がホットケーキを作ったと告げれば
チョロ松、一松、十四松、トド松は驚きつつも内心で嬉し泣きして味わって食べたのだった
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
33 / 83