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カラおそ『諦められたらどれだけ楽なんだろう』
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カラ松「話しがないなら...」
おそ松「っ、俺、カラ松の事...好きなんだけど...だから、あの時、お前が言ったこと納得出来ねぇよ...」
カラ松の顔を直視出来ずに
表情を歪めさせたまま目を逸らすとカラ松は
唇を動かす
カラ松「...すまない」
おそ松「...」
言い放ったのは
ただ“すまない”と言う言葉だけ。苦渋を宿した瞳で
困惑した表情で謝るカラ松におそ松は黙り込む
ーーーこれ以上は聞くな、って事かよ..ーーー
沈黙した室内に廊下から
バタバタと足音が聞こえてきた同時にカラ松はおそ松の手が緩んでる間に離れる。
トド松「先、上から物が落ちてくるような音が聞こえたけど...?」
戸を開けて入ってきたトド松がそう言えば
カラ松は優しく笑って「兄貴が布団を取り出そうとしたら、崩れてきて...」と話す。
トド松「あ....えぇっ?そうだったの?おそ松兄さん、大丈夫?」
おそ松「..おう、大丈夫だよっ」
トド松「なら良かった、一緒に手伝うよー」
おそ松「サンキュー...」
自分なりに心配かけないように
元気に笑ってみせてトド松にそう返す。
トド松「えへへ、いいよ!」
トド松は可愛らしく笑っては
おそ松と一緒に畳の上に布団をひいていく
カラ松は掛け布団を置き枕を並べては
いつも通りに手鏡を見つめる中、おそ松は内心思う
ーーー諦めがついたらどれだけ楽なんだろ...
諦めが付かねぇから余計に傷付くだろうな...ーーー
偶然、カラ松と目が合えばカラ松は優しく笑顔を向けられれば、おそ松もいつも通りに笑顔で返す。
ーーーいつかは薄まるかな..俺がカラ松の事が好きだっていう気持ち...ーーー
今日の夜が過ぎていく
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