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十おそ・1話『俺が知ってる笑顔』
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昨日の出来事から翌日の朝を迎える
太陽がポカポカして気持ちいい天気
朝食を済まして十四松と一緒に散歩してるとバッドを持った十四松が口を開く。
十四松「おそ松兄さぁんー。やきう、やろよー。やきう!」
おそ松「へ?野球?」
十四松「うん!身体を動かせばスッキリするっスよー」
おそ松「...十四松」
十四松の言葉に一瞬自分が落ち込んでる事に
気が付いてるじゃないかと思うが、まさか十四松に限ってある訳ねぇか、と思い明るく笑って口を開く
おそ松「よし、暇だしやろうか?つか俺、たぶん下手だと思うぜ?」
十四松「えぇ、下手とか関係ないよー。遊びなんっスから」
おそ松「へへ...そうだな」
十四松にそう言われてハニカミながら
微笑むと十四松がバッドを俺に渡す
十四松「んじゃあね、俺がね、ボール投げるから、兄さぁんはバッド振って打ってね~」
おそ松「おー、OK」
バッドを構えて十四松がボールを放うのを待ってると十四松が笑いながら「投げるよ」と言いボールに集中する。十四松はおそ松に気を使って軽くボールを放り投げてくれた為、野球が得意じゃないおそ松でもバッドにボールがヒットして低めだが飛ぶ
おそ松「やりぃ!!見た?!十四松っ!当たった!」
ボールがバッドにヒットした嬉しさのあまりに
顔を輝かせながら十四松に言うと十四松は無邪気に微笑む
十四松「うん、見た見たぁ!さすが、おそ松兄さんだね」
十四松はいつだって
俺を凄いと言って嬉しいことを言ってくれる
それが本当に嬉しくて照れた様に笑う、おそ松
おそ松「次は俺がボール投げるから十四松が打ってよ」
十四松「あいあーいさ!」
ビシッと警官の様に敬礼してバッドを手に持つ十四松におそ松は先のボールを拾ってマウンドに立ち「んじゃ投げるぞ」と教える
十四松「いつでも投げてきて」
真っ直ぐで太陽みたいに笑う十四松を見て
おそ松は小さく頷きボールを放る
キーンと金属音の綺麗な音と共にボールが高く飛ぶ
ーーーさすが毎日、バッドの素振りしてるだけあるなぁーーー
と感心しつつ『つか高く跳び過ぎだろっ』と十四松の腕力の半端さに唖然とする
十四松「あー、ホームランかなぁ?これって」
おそ松「いやいやホームラン通り超して凄いからな?」
十四松「え?そーなの?」
キョトンとしながら問い返してくる十四松に苦笑して思わず吹き出す
おそ松「ぷはっ、そうだって...あはははは」
十四松「あ、やっと俺が知ってる笑顔で笑った」
おそ松「え?」
十四松の口から出た言葉に目を見開き
俺はふにゃりと笑ってる十四松の顔を見つめる
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