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「潮海課長ちょっと見てくださいよ〜! 今話題の占いなんですけどね、これ結構当たるらしいですよ。しかも占いには、100%で運命の人に出会えるって! キャハッ、あたしも占っちゃおうかな~?」
彼女の名前は|上孃真紀子《あげじょうまきこ》。縦髪を巻きすぎの盛りすぎ女子。ついでにメイクもド派手。見た目は、キャバクラにいそうな感じだ。
ついでに彼氏はいない。彼女は最近、結婚願望が強くて何かと俺に絡んでくる。ついでに、デカイ乳を俺の腕に擦り付けて擦り寄ってくる。これは彼女にアプローチされているのかと思うが、俺は気づかないフリをし続けている。
逆セクハラに耐えてる俺は偉いと心の中でガッツポーズ。彼女はデカイ乳を俺の背中に擦り付けて真上から話してきた。
「や~ん、潮海課長ったら冷たい~! パソコンと睨みあいっこなんて疲れちゃいますよぉ~? ほら、少しはリラックスしないと~」
そう言って背中越しで乳をタプタプ擦り付けてきた。俺は彼女の誘惑には動じずに、機械人間の如く。パソコンをパチパチと鳴らしながら文字を打った。
「ふ~ん、占いねぇ。それより仕事しようね?」
「も~う!潮海課長ったら、これ見て下さいよ!」
「それ邪魔。前みえない」
彼女は俺の顔の前に雑誌を広げて見せてきた。視界を覆われると、俺は仕事を一旦中止して手を休めた。
雑誌にはよく当たる占いと書いてあった。新宿二丁目の某場所に怪しい年老いた占い師がいて。そこに行けば運命の相手を占ってくれると言う。
そこで占いに行った客は直ぐに、運命の相手をみつけたという内容だ。占いは100%の的中率。そんな内容で記事が書かれていた。女って奴は占いを直ぐ信じる。そう思いながら記事を読むと、彼女に一言言った。
「こんな記事を信じてるのかぁ? 君って奴は、能天気だな。占いで運命の相手がみつかるだ? ハッ、冗談だろ。そんな占いで一々、運命の相手が見つかったら恋愛なんか苦労しないだろ?」
「ひっど~い潮海課長~! チベットスナギツネの目でそんなことを言うなんて……! そんなんじゃ、彼女さんなんかいつまで経っても出来ないんですからね!?」
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