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やばい、ここはやっぱり危険だ……!
このままでは恋人を探す前に食われるし、掘られる……!
それにここにいる街の連中の目つきが異様だ。スーツ姿が目立つのか、みんなこちらをチラチラ見てきている。
ついでに唾を飲んで ヨダレを垂らしてるようにもみえる。まるで街中全体がハイエナのような群だ。誰もが男に飢えた目つきで男を探しているかのようだ。
何故だろうか、自分がハイエナの群れに。裸同然で迷いこんだようにも思える。そして、イカツイ体をしたマッチョの男に不意に尻を撫でられた。
やばい……!
これは本当にやばい……!
早くここから出よう(新宿二丁目)
マジで掘られる前に……!
そう思ってその場から立ち去ると、街の片隅にポツンと、占い師が白いテーブルを広げて椅子に座っていた。テーブルの上には水晶玉と、占いの文字の小さい看板があった。
こんなところで占い師……?
も、もしや……!
その瞬間、先日 女子が占い師の話をしていたことを思い出した。
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