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「――そうじゃのう。あそこの高級そうな服屋で上物のモモヒキパンツを買ってくれたら今までの無礼はCHARAにしてやらんでもないが?」
占い師のお婆さんはチラリと欲を見せた。潮海はその言葉の意味を理解すると、無言で立ち去ると急ぎ足で高級そうな婦人服のお店に駆け込んだ。そして数分後、言われた通りの物を買ってきた。
「どうだバーさん、20万のモモヒキパンツだ! これで占ってくれるな!?」
「フォーッフォッフォッ、確かに高級そうなモモヒキパンツじゃ。これで冬は寒さを凌げる。最近はトイレが近くてのう。腰を冷やすとどうもだめじゃ。あとお主。人から何かを頼むときは上からものを言うではないぞ?」
「チッ、口がヘラねぇババアだぜ」
「なんか言ったか?」
「いえ、特に何も……! 今日はluckyだなって、ハハハ!」
潮海は一瞬、心の声を漏らすと、なに食わぬ顔で話を誤魔化した。
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