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――ハッ、待て……! これでは俺が寺田を気にしてるようじゃ、ねーか!?
ノー、ジーザス!!
俺が寺田を気にしてるだと、そんな馬鹿な……!
まあ、確かにさっきは勢いでアイツのコーヒーを飲み干したが、それぐらいで俺が寺田に意識しているはずがない!
断じてあり得ない! 百歩、いや、ご百歩、1万歩譲っても絶対にあり得ない!!
この俺があの直腸も汚れ切った『受け子』に意識するはずなんか…――!
そこで激しく動揺すると鼻と口に咥えたペンをテーブルの上に落として、顔から冷汗を垂らして息を呑んだ。
寺田が向かい側の席で織田の話を聞きながら、俺の方をチラッと見てきた。その視線に気がついた瞬間に胸が大きく高鳴った。
「ッ……!?」
俺の視界のビジョンは一瞬にして、少女漫画みたく薔薇の花が舞った。そして、何故が寺島がキラキラして輝いていた。
まるで恋愛場面のワンシーンのように、俺の脳内は少女漫画と化した。
眉をハの字にさせて、モジモジしながら顔を真っ赤にさせて見つめてくる寺島が、やけに可愛くてしょうがなかった…――。
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