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身体の中4
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「い、たい?」
ふと腹のあたりに痛みを感じた。
刺されたところが赤くにじんでいた。
そこから血がとめどなく溢れでていた。
「ん"っ…ぁああ…痛い…いた、ぁい…」
彼は何も話さない。
ただ黙って私の方を見る。
「興奮…してますか…?」
キュッと締まったのが分かった。
「あ…っ…」
あっけなくイッた。
彼は私のものを抜き私にキスをした。
私は彼を抱きしめもう1度キスをした。
その後彼が私を抱きかかえて風呂場へと連れていった。
服を脱がずにそのまま私を浴槽に入れ蛇口をひねる。
水が勢いよく飛び出した。
真冬の寒さと水の冷たさで火照ったからだが急に冷たくなる。
「どうしたんですか…?」
私は彼の行動が理解出来ず聞いた。
彼は何も答えなかった。
私の血を止めたいのだろうか。
それならタオルを水に濡らしたものを当てればいい。
私には彼がわからない。
彼の名前も、歳も、住んでいるところも、何が目的で私と付き合っているのかも。
何もわからない。
わからないが何故か懐かしいものを感じる。
ふとした時に見せる笑顔や仕草。
私はもう一度聞いた。
「…何をしようとしているんですか?」
彼はおもむろにカッターを取り出した。
私はその瞬間首から暖かいものが溢れ出るのがわかった。
「ごめん。でも、これが君にとっても俺にとっても一番いいんだ。」
私は最期まで彼のことがわからなかった。
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