アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
人形の君6
-
「…な、なに、してるの…?父さん…」
弟が青い顔でこっちを見ている。
気まずい雰囲気が流れたままどうしていいかわからない僕はただただ枕に顔を埋めたままにしていた。
「………。」
父さんは何も言わないまま僕の中から父さんのものを抜いた。
抜いた時、ドロっとした何かが溢れ出た。
太ももの内側をつたって下へと垂れていく。
弟はそれを見てショックを受けたらしい。
部屋から出ていった。
「…後処理はお前がやっておけ。」
そう言い残して父さんも部屋から出ていった。
残された僕は重たい腰を上げ、投げられたズボンや下着を履いた。
ベッドからシーツを取り、新しいシーツを置いて、部屋から出た。
すると、弟が部屋の前にいた。
「…!」
「…ねぇ、兄さん。兄さんは父さんが好きなの?」
「…ぇっ、と………ち、違う……」
「………僕の事は?好き?」
「……えっ…あ、、えっと…」
急に言われて言葉に詰まる。
「嫌い…?」
「そ、そんなこと…ない。す、きだよ。」
弟は寂しそうな笑顔を僕に見せた。
「そっか…。ごめん…変なこと聞いて。」
そう言い残してどこかへ行った。
僕はシーツを洗濯機にいれ、お風呂場へ行き、
後処理をした。
ドロっとしたものが溢れ出るとともに目から涙がこぼれ落ちた。
なんで僕だけこんな目に遭うのだろうか。
僕が何をしたのだろうか。
もう、死んでしまいたい。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
27 / 38