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カサッ。
何かが手に触れる。
その枕の隣に赤い包装紙に包まれたプレゼントが置いてあった。
「…これ…。」
「俺から理久へのクリスマスプレゼント。」
「っあ!!俺の鞄は!?」
「ここだよ。」
ベッドサイドから理久のショルダーバックを差し出すと理久が同じくらいの大きさの包みを取り出した。
「っ、俺も!クリスマスプレゼント!」
鞄の中で少しよれてしまったリボンを直すと緑色の包みを差し出す。
「昨日貰ったじゃない。ホテルと理久を。」
指でツツッと胸を撫で下ろされて思い出すと恥ずかしさで蒸気する。
「っあれは誕生日、これはクリスマス!」
クスクスと誠実が嬉しそうに笑った。
「ありがとう…。嬉しい。」
「うん、俺も…誠実ありがとう。」
お互いのプレゼントを手にして唇をそっと重ねた。
誠実は器用にリボンを外し、箱の中から出てきた緑色のチェックのマフラーを見て笑い出す。
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