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16歳 座薬
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「…ん。」
誠実から受け取った薬を秘口にあてがうが力の入らない手からはスルリと逃げてしまう。
何度か試すがなかなか受け入れてくれない。
「大丈夫…?」
シーツの上に何度も転がるそれを見て誠実が小さく振り返る。
「…も、入れたくない。」
「ダメ。入れないと明日注射だぞ?」
「それでも…やだぁ。」
羞恥心と熱の両方で顔を真っ赤にすると小さな声で拒否をする。
「…悪いけど、我慢して。」
振り返った誠実は座薬をシーツから拾い上げると理久の腕を自分の首に回させる。
「顔見ないから、大丈夫。力抜いて。」
首筋に顔を埋めて尻をまさぐる。
恥ずかしさから下着を脱げないでいる理久のパンツに手を差し入れ、蕾を自分の唾液で濡らした中指で弄り始めた。
「や…っぁ…。」
これまでに経験のない違和感に身を捩じらせ抵抗を試みる。
それでも体格差のある誠実は動じずほぐし続ける。
「理久、もうちょっと…我慢して。」
「や、やだぁ…抜いてっ汚…!」
「大丈夫、汚くない。」
その指が体内から出て行ったのは数分後だった。
抗っても無駄だとわかった理久は次第に口数を少なくする。
ようやく抜かれた指が再度入ってくる。
でもビクリと反応しただけでもう指を拒否することはない。
「…入った。偉かったな。」
「へ…?」
薬はもう誠実の手元にない。
理久の中に納められたようだ。
「…ごめ…誠実、ごめ…ん。こんなことさせて…。」
体力の消費が激しく、気弱になっている所為か意識しなくても涙が落ちる。
すると誠実からは言葉の代わりに頬にキスが返ってくる。
「俺が、したかったの。泣くな。」
頬を愛おしげに摩ると幾度と無くキスで涙を拭う。
思考の止まった理久は近付く誠実の唇をただただ受け止める。
薬の所為か遠くなる意識。
「寝ろ。隣にいるから。」
その言葉に小さくコクリと頷くと理久は瞳を閉じた。
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