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16歳 ちょっとだけ
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部屋は誠実の隣だった。
誠実が一緒でいい、と言ったが母親の『折角掃除して布団も干しておいたのに。』の一言に敵わず別室を余儀無くされた。
通されたのは綺麗な和室で初めての畳にワクワクした。
カバンを置くとまず障子を開けてみる。
窓から射し込む眩しい夕陽はその障子で遮られていた。
窓からは学校が見えた。
「…あれ、俺の通っていた学校。」
いつの間にか後ろにいた誠実が理久の腰に腕を回す。
「…っ誠実、ここではダメ。」
「じゃ、俺の部屋?」
「この家で…は、ダメ。」
「えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー…?」
誠実が不満げに声を上げる。
背中から抱きしめたままの誠実が理久の首筋に噛み付く。
「っだ、ダメ!だって…!」
「…ちょっとだけ…ね?」
誠実のお強請りに理久は小さく抵抗するが唇を奪われて素直に目を閉じてしまう。
理久の細い身体に少しずつ身体を重ねて畳に押し付ける。
段々と深まる口付けに理久は昨日の行為を思い出した。
(昨日…途中にしちゃったもんな…もうちょっと…だけ。)
背中に手を回しキュッと掴むと、誠実が嬉しそうに理久の頭を掻き抱く。
舌が口内で動き回り、酸素が足りない。
息継ぎに顔を横に逸らすと、理久のじんわりと潤んだ目に細い足首が映った。
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