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16歳 社会勉強
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繁華街に着いた時には19時を過ぎていた。
壮介は落ち着き払ってアダルトショップに続く地下への階段を下りる。
理久が緊張でシャツの胸元を強く掴んだ。
「理久、大丈夫だから。」
壮介が手を伸ばすのでその手を取り、手を繋いだまま店に入った。
赤いライトが目に痛い。
ブラックライトと赤いネオンに眉を顰めながら重いドアを押して店内に進む。
香の焚かれた息苦しい店内で一切ひるむことなく壮介はスキンヘッドの店員に話しかける。
「すいません、こいつと気持ちよくなれるもん、欲しいんすけど。」
理久の肩を強く抱いて顔を摺り寄せる。
嘘でも確かにこの方が話は早く済みそうだった。
「どうなりたいの…。」
タトゥーだらけで元の肌の色がわからないその店員が小さな声で囁く。
「…俺のがでかくて痛くて、挿いらないんでちゃんと出来るようにしたいんです。」
ニヤニヤと笑ったが店員は男同士の2人に何も言わずに違う棚に移動した。
後ろからついて行くとその棚にはローションが並んでいる。
種類ある中で『アナルセックス専用』の棚を見つけて腰をかがめて覗き込む。
「…買ってすぐ試したいなら、そこの部屋使っていいよ。」
明らかにガラス張りで丸見えになる部屋を見て理久が青ざめた顔をブンブン横に振る。
「うちのは、恥ずかしがり屋だから。また今度。」
壮介が理久の腰を強く引いて抱きしめると店員はニヤニヤとしたまま理久の肩を摩る。
「3人でしたくなったら、また2人でここにおいで。」
理久を頭の先から足元までじっくりと視姦して囁いた。
巨大な舌のピアスがギラリと光って理久は思わず目を瞑る。
男は舌なめずりするとそのまま別の棚の陳列に戻っていった。
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