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16歳 戦利品
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「…さ、理久。選ぼう。」
壮介が居てくれてよかった。
しゃがみ込んでラベルを見るが、どれもこれも胡散臭くてよくわからない。
その中でもまともな色のものを数点と、壮介に言われて買った拡張器を購入した。
壮介は早くもこの場所に順応したようで棚を見て回っている。
「俺も買おう。」
壮介は使用予定があるのかわからないがコンドームの箱を手の中に数箱積み上げた。
無事購入し、店を出てて急ぎ足にバス停に向かう。
ここまでくれば補導の心配はない。
ほら、と壮介が渡したのは先ほど買い漁っていたコンドームの箱だった。
「上手くいくといいな。」
5センチほど小さい理久の頭をクシャクシャと撫でる。
誠実のサイズに合わせたXLサイズのその箱を大切そうに鞄にしまいこんで理久が笑う。
壮介の前では何でも素直に言える。
同い年で一緒にバカなことをできるのに、兄のように頼りにもなる、とても大切な親友だ。
安心してバスの中では手を繋いだまま壮介に凭れ掛かって瞼を閉じた。
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