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16歳 愛の言葉
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結局動かせるような余裕は一切なく、そのまま30分程内壁の感触に酔いしれて誠実は自身を引き抜いた。
いつものように互いのものを手の摩擦で満足させただけにはなってしまったが、それでも進んだ関係に2人は頬をほころばせた。
誠実は甲斐甲斐しく理久の身体を暖かい濡れタオルで拭き清めてパジャマを着せると定位置の理久の隣に横向きに寝そべる。
引き寄せられる逞しい腕に理久は頭を乗せた。
「…理久の中、すごかった。」
「っな、そんなこと今言わないでよっ!!」
「だって…。」
「もう、黙っててっ…!」
嬉しそうに目尻を下げる誠実の唇に理久が言葉を発させない様に自分の唇を押し当てる。
「俺は理久とこうして出会えて幸せ…。」
自分の胸に頬を摺り寄せる可愛い恋人を誠実はぎゅっと強く強く抱きしめる。
「…ん、俺もぉ…。」
トロンと重くなった瞼を閉じると一気に疲れと眠気に襲われた。
「疲れただろ、お休み…。愛してるよ。」
「ん…俺も…愛し…てぅ…。」
半濁する意識の中、おでこに微かなリップ音。
王子様からの愛の言葉を聞きながら眠り姫は夢の中に落ちていった。
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