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16歳 チェックイン
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理久に先導されて着いた先は有名なシティホテルだった。
ロビーにはポーターが控えており、チェックインが始まったばかりなのか忙しくしている。
「誠実、ここにいて。」
ロビー中央にあるソファに誠実を置き去りにして理久は緊張した面持ちでフロントに向かっていった。
やがて理久がポーターを断りブックレットを自身で持って誠実の元に戻ってきた。
「…行こ?」
硬い表情のまま誠実の手を引くとエレベーターに乗り込んだ。
エレベーターの中、理久は俯いたまま無言だった。
「理久、今日はどうしたの。」
「………。」
上層の部屋に着くと理久が入り口でカードキーの入ったブックレットを誠実に差し出す。
「誠実、お誕生日…おめでと…。」
小さく呟くと恥ずかしそうに誠実の広い胸に顔を押し付ける。
「…理久、俺の誕生日知っていたんだ。」
飛び込んできた可愛い恋人をぎゅっと強く抱きしめる。
背中に回された腕が小さく震えている。
「お祝い、したくて。成実さんに今日帰らないって連絡してあ…るぅ…んっ。」
言い終わる前に誠実が理久の唇を強引に奪う。
舌が絡んでうまく喋る事が出来ない。
「せぇいぃ…、部屋に…。」
誠実が性急に手元の鍵をカードリーダーに通す。
緑のランプとカチャンという小さな音と共に鍵が開いた。
「っふぁ…んっ、んぅ…。」
腰を抱かれて密着した下半身から熱が伝わる。
「せぇじ…誕生日プレゼントに俺の身体貰って…?」
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