アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
甘いキスの味。
-
「ちょ、お、おいっ!?」
今日はボクも翔もオフで翔がボクの部屋に来ている。
さっきまで漫画に夢中だった翔がびっくりした様子でボクを見ている。
「なに、うるさいよ…翔。」
耳元で囁く。
だけどそれは逆効果だったらしくますます抵抗する翔。
…翔が漫画ばかりに夢中になってるのが悪い。
ボクはキスで翔の口を塞いだ。
「っんん、ぁ…っ」
翔を見ると顔を真っ赤にしている。
抵抗しているつもりか、力は入っていないけれどポンポンとボクの胸を叩いている。
そんなことをしても無駄なのに。
「…翔、可愛い。」
はっきり言って逆効果だ。
好きな人が目を潤ませて上目使いだなんて誰でも欲情するだろう。
「っ、は、はぁ?!か、可愛いとか言うなっ!…ん!?」
「……甘い、でしょ」
ボクが昨日、嶺二からもらったケーキを翔の口に突っ込んだ。
「ん、美味い。」
さっきまで怒っていた翔はご機嫌だ。
こんなケーキひとつで機嫌を戻すから翔は可愛い。
「じゃあ、翔…。ボクにも食べさせてよ」
「ん??いいぜ! …ほら、あーん」
確かにこのケーキは美味しい…
だけど、何か違う。
「翔、口移しで食べさせてよ」
「え…は、はぁっ?!?!////」
ありえない、とでも言うかのようにボクを見る翔。
別に変なことをいったつもりはないのに。
「そんなに驚かなくてもいいでしょ、ほら、早く」
「っ…わかったよ!やりゃーいーんだろ!ほら、食えよ …っんぁっ!?」
口移しで受け取ったケーキは普通に食べるよりも甘くて美味しい。
このケーキは甘いキスの味、だね。
「…よくできました、」
「んっ、あ、い??」
ボクは残っているケーキを翔の体中にのせていく。
「ふふっ、美味しそう…」
「…は?ちょ、何やって…」
「何って…翔の体中にケーキを…「やめろって!汚ねぇだろっ!」
最後まで言う前に翔に遮られた。
続けて、ケーキは普通に食うもんだっ!と怒る翔。
「…いただきます、」
「…っあ?!」
翔の言葉を無視して翔の体に乗ったケーキを食べていく。
その度に翔が甘い声を出すからボクの理性も限界に近い。
「ねぇ、翔。抱きたい…」
「あっ、 …ん、///」
ボクは翔の首筋に紅い跡をつける。
ボクのものだっていう印を。
「んっ、…あい…っ///」
「挿れてほしい?じゃあ、自分で解しなよ。ほら」
ボクだってもう挿れたいけれど翔の物欲しそうな目を見ると焦らしたくなってしまう。
「んっ、…はぁあっ、っあ///」
「翔、どうしたい?ほら、言いなよ…」
「……ここ、に…っ、藍の…早く…っ///」
「よくできました、ご褒美あげるよ」
ズチュッといやらしい音をたて、ボクのものが翔の中に入っていく。
濡れていたからかすんなりと奥まで入った。
「んぁあっ、」
「ん、これで全部、入った…」
翔を見ると目がすでにとろけていて涙目だ。
「動かすよ、…んっ、はぁ…っ、クスッ、目がとろけてるよ、そんなにっ、気持ち、いい…っ?」
「んっ、そんなこと…っ、ない…っ!///」
いきなりボクから離れようと抵抗している翔。
だけど、抵抗しても無駄なだけだ。
いい加減、学習しなよ…翔。
「…抵抗してるみたいだけど、無駄だよ。気持ちよすぎてろくに力、入ってないしね」
「っ、は、はぁ?! き、気持ちよくなんか、ねぇし!///」
と言いつつ、耳まで赤く染めている。
「そんな顔で、否定されても説得力ないんだけど?…いいの?やめるよ?」
「っ~…///」
返す言葉もないのか翔は何も喋らない。
「ん?翔~?やめてもいいの?」
「や、やめないでください…///」
敬吾になって話す翔にボクは思わず笑うと翔は悔しそうに、「くそっ」っと頭をかいた。
これだから翔には飽きない。
ボクが今まで続けられてきたもの、それは歌を歌うことだけだった。
興味を持ったところで、理解したり完璧なところまでいってしまえば、
それ以上追求することはなかった。
だけど、翔はボクにとって「なくてはならない存在」にいつしか変わっていた。
「クスッ、本当に翔は可愛いね。那月が言うのもわかるよ。」
「あぁ、ありがとな………」
ようやく否定することを諦めたらしい。
別に、誉められているのだからいいと思うけど。
「好きだよ、翔…」
「俺も、」
そして、ボクたちはまたキスをした。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
1 / 1