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感謝、感激、雨降られ second story
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________瀬見宅。
「うあー、すっげぇなおい……!」
ハーッ、と息を吐いて大分濡れた事に文句ありげに言うと、
「風邪も強いですね……」
それに反応するように白布も溜め息を吐く。
しかし雨に濡れた白布は目には毒で、直視することが出来ない。
「風呂入れ。着替えとか貸してやるから。」
靴を脱いで上がりながら言うと白布は「え」と声を漏らす。
「瀬見さんも入らないんですか?」
「……は?」
突然の爆弾発言に固まると、白布は不思議そうにしてから、気づいたように顔をブワッと赤くする。
「や、ち、ちが、違います!!『瀬見さんが先に入らないんですか』って言いたくてっ…!!」
ふるふると真っ赤に染まった顔を横に振りながら俺の服を掴む。その行動の破壊力に曖昧な返事しか出来なくて、白布に「本当に解ってますか!?」と聞かれてしまう。
「あ、ああ。わかってるって。ほら、風邪ひくから入ってこい。あー……っと、俺ならちゃんと髪とか乾かすし。な?」
そう言うと白布は何処か不服そうな顔をする。
「何だよその顔は……」
「…いえ…別に……」
じゃあ先に失礼します、と頭を下げる相手を見送り着替えを用意しに行くと、休日と言ってもバレーしかしていなかった自分が今持っているのはスウェットぐらいだ。
……え?ヤバくね……?まっ……やばくね!?
「白布着て帰るの……無くね……?」
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