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コア
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5時間目の授業は、自習という事でEクラスの昇級の為の勉強会が雛によって開かれていた。
「お主らはコアを知っておるか?」
「能力の具現化の事…だよね?」
「そーじゃな。委員長の言った通りじゃ。能力を開花させる為には必ずコアが必要になる。お主らはコアを見た事あるか?」
ほとんどの者が首を横に振る。
「まずそこが問題じゃな。能力は、誰にでも手に入れられるものではない。お主らはコアに選ばれたから使えるのじゃ」
「え、それってどうゆう意味!?確かコアは能力が高ければ高い程見る事が出来、低能力者では認知する事も出来ない。それにコアって僕たちが開花した能力の恩恵で形を成すんじゃないの??」
「確かにコアは能力が高ければ高い程見る事が出来るのう?ではどーやって能力がたかくなると思う?」
「能力の訓練とか?」
1番前の廊下側の者が答える。最初は話半分に聞いていたEクラスであったが今は皆真剣に雛の話を聞いているようであった。
「それもしかり。じゃが1番大事なのはコアといかに心を通じあえるかじゃな」
「それってコアに心があるって事!?」
「そうじゃ?元々お主らの能力は、コアの能力じゃ。コアに見染められたからこそその力の恩恵を受ける事が出来ておる。つまりお主らが今もEクラスな訳はコアと十分に心が通じ合っておらんからじゃ」
雛が言った事が正しければEクラスが認知していた考えが覆される事となる。
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