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その後
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「ジジイをからかうでないっ…何のつもりでこんな事しておるのじゃ?」
真っ赤な顔で櫂に問う。
「からかう?俺は、本気だけど。今物凄く雛の事が欲しくてたまらない」
真剣な表情で答えると顔を段々近づけた。あと少しで触れようかと言う時…
左方向から櫂の顔面めがけてグーパンが飛んできた。それを右手で掴むと櫂は雛から顔を離した。
「殺そうとした奴が変な事ぬかしてんじゃねーよ」
先程迄真っ赤だった雛の顔は憎悪に満ちた顔になり櫂を睨みつけていた。その瞳は月の光に照らされ真紅に光っている。
「はぁ…またお前か…」
櫂は、ベッドから降り冷蔵庫から冷えた水を取り出し体内に流し込んだ。
「こっちのセリフだ!雛に近づくなって言っただろうがっ」
「言われたけど、了承したつもりはないよ?」
「つくづくムカつく野郎だな」
零が苦虫を噛んだような表情をする。
「はぁ…折角良いところだったのに…。雛と代わってよ」
「残念だったなー。今、あいつは気絶中だ。お前のフェロモンにやられたんだろ」
「ふーん。雛は、こーゆーの得意じゃないんだ…」
「まっ、そーゆー事だ!諦めろ!さ、俺は寝る。寝てるとこ襲うんじゃねーぞ?」
「大丈夫。お前じゃ抱く気になんないから」
そう言うと2人は、暫く火花を散らしていたが眠気の限界だったらしい零が目を逸らした事で終止符が打たれた。
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