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12話目
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えおえおsaid
モンスターを狩っていくゲームがある。俺はそれだけでは物足りなくなって、ネット通販でエアーガンを改造した物やボウガン、サバイバルナイフなどを購入して近くの森にいる動物達を手当たり次第『狩り』をした。
まるでゲームを楽しむように……
近くの森だけではなく、民家が飼っている犬やペットショップ、動物園にも侵入して『狩り』をした。動物達が俺の手で死んでいくのを見るたびに俺は興奮していった。
今日もいつも通り『狩り』を終え、血まみれの衣服を脱ぎ風呂に入る。そしていつも通りにベッドに横になって目を閉じた。
俺は夢を見た。
今まで『狩り』をした動物達が傷だらけの体で俺を追いかけてくる。俺はただひたすらに逃げる夢。
(気分の悪い夢をみたな……)
俺は何も気にせずにいつも通りに学校に向かった。学校から帰宅をした俺はまた『狩り』に向かう。それから俺は毎日、毎日同じ夢を見た。傷だらけの動物達が俺を追いかけてきて、俺はひたすら逃げる。捕まりそうになった瞬間に俺は夢から覚める。その夢が1ヶ月続いて、また同じ夢を見ていた時だった。
俺は夢の中で初めて動物達に捕まったのだ。
動物達は俺を捕まえると喜びながら俺に攻撃をしていった。まるで『狩り』を楽しむように……
俺の体は噛み付かれたり、食い千切られた。内臓は色々な動物に持ってかれて食べられ、俺の体の残り物は全てカラス達に食べられた。これはただの夢ではない。夢の中なのに痛みがあるのだ。あまりの痛みで叫びたいがのども食い千切られて、叫べない。動物達が俺を食べ終え、俺は夢から覚める。痛みは残っていないが、もの凄い量の汗を掻いていた。
その日から俺は毎日、動物達に食べられる夢を見た。
夢の中なのに痛みがあり全て終わるまで夢から覚める事が出来ない、あまりの恐怖に俺は不眠症になった。不眠症になった俺を親が心配して、色々な医者に診てもらったが原因は分からずに、とうとう親は知り合いの紹介で俺を神社に連れていった。神社の人は俺を見て、急いだ様子で他の人に
お坊さん「今からお祓いをするぞ! すぐに準備をしろ!」
と言った。
その後すぐお祓いが始まり、お祓いが終わって
お坊さん「もう安心して下さい。悪い霊は祓いました。今日からまた普段通りに生活が出来ますよ」
と言ったので両親は安心したらしく、俺を連れて自宅に帰宅した。
俺も少し体が軽くなった気がして、自分の部屋に入るとベッドに横になって1分もしないうちに爆睡した。
でも
またいつもと同じ
夢を見た
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