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20話目
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towacosaid
女の子「昔から好きなんです!」
俺は高校の同級生の彼女に校舎の屋上に呼び出されて、突然こんなことを言われた。
突然って言われても告白されると予測できたんやけど……
towaco「ほんまに? こんな俺の何処がいいん?」
この自惚れた台詞は間違ってない。
外見は中の中、惚れられるような中身でもない。
俺は不思議で不思議で仕方なかった。
女の子「昔からずっと好きだったの」
彼女は好きといった漠然とした事しか言わんかったけど、俺は彼女に好きと言われて正直嬉しくて舞い上がとった。
towaco「分かった。こんな俺で良かったら、宜しくお願いします」
女の子「ありがとう」
そういって彼女は俺に一歩踏み寄ってきた。
女の子「目を閉じて」
(まじで!? 早ないか!?)
そんな事を考えつつも男性としての本能が目を閉じさせた。
(痛っ!)
痛みを感じた腹部を見ると、そこには半分お腹の中に入っている包丁があった。刺された腹部から激しい痛み、そしてそこから流れ出す血液が白シャツを真っ赤に染める……
towaco「な……ん……で……?」
女の子「私、昔から大好きなの。人が死んでいく顔を見るのが」
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