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断琴の交わり Ⅱ
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「りっちゃん…大丈夫か⁇」
燦々と照りつける太陽の下
木陰で横になっている凛月は呼び掛けにピクリとも動かず
虚ろな瞳を 気怠そうに此方に向けた
小学生ながらによく覚えている
深紅の瞳と 薄く開いた口元から覗く犬歯
恐い訳でも無いのに 速くなる心臓の鼓動
「…ま〜くん…俺…死ぬかも…」
「物騒な事言うなよ…」
運動会の練習なんて
どこの学校も外でやるのが普通だと思う
当然 うちだって例外では無く 学年は違うというのに
全体練習を行ってる最中
ふらふらと列を離れて行く幼馴染が放っておけず
こうして俺まで抜け出してしまった始末だ
「水道まで歩けるか⁇」
「…そんなんじゃ 回復しないよ…」
「じゃあ どうした…」
そこまで言ってハッとなり 俺は自分の首元を押さえた
「…や…む…無理だぞ⁉︎ 痛いの嫌だ‼︎」
「…ちぇ〜」
以前ふざけた凛月に 首筋に噛みつかれて以来
俺は先端恐怖症になってしまう位
鋭いモノが苦手になってしまっていた
「…じゃあさ」
凛月がちょいちょいと俺を手招きしたので
ビクつきながらも身を屈めた
「ま〜くんの体液 頂戴♡」
「は⁇」
俺の疑問に凛月が答える事は無く
そのまま後頭部をガッチリ掴まれた俺は
目の前の凛月に引き寄せられてしまった
次の瞬間には 柔らかいモノが口に当たり
今までで 一番の至近距離で 凛月の整った顔を眺めていた
「⁉︎」
「…ん〜」
キスされてるんだと分かったのは
凛月が俺の唇をペロリと舐めた後
顎を掴まれて 下に力を入れられたら 自然と口が開き
そこに生温かいモノが挿入され 益々頭は混乱していく
「ふぅ⁉︎ んーー⁉︎」
ちゅるちゅると音を立てて 凛月が俺の唾液を飲み込む
それが恥ずかしくて苦しくて俺は必死で凛月の胸を叩いた
「ぷはっ⁉︎」
やっと離してくれた時 盛大に酸素を体内に取り込んだ
暑い中酸欠になった所為で 肩が上下に動く
「…り…りっちゃ…」
「ふふっ♡ ま〜くんの美味し♡ 元気出た ありがと」
上機嫌な凛月は 俺の髪に触れると 耳元に口を寄せた
「もう少し大きくなったら 違うノも飲ませてね…⁇」
「へ⁇」
この言葉の意味が判るのは もう少し経ってからだったが
それでも普通の奴よりは早かったと思う
だって 凛月が毎日毎日 こんなえろいキスしてくるから
嫌でも体は反応を示す
俺が下半身の違和感に 初めて脚を擦り合わせた時
待ってましたとばかりに
凛月にズボンと下着を持っていかれた
凛月の口の中は 温かくてぬるぬるで 気持ち良すぎて
ものの数分で 俺の精通は完了してしまった
その時の凛月も 飲み干した後に厭らしく笑って
「ご馳走様♡」
なんて言っていた
普通に聞いてたら 気持ち悪いって思うかもしれないけど
この時の凛月ほ 信じられない位色っぽくて
俺はドキドキしながら 自分の体を凛月に擦り寄せていた
その時 俺を撫でてくれた手は今でも忘れられない
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