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「けい…やく…?」
俺がそう呟くと男は口端を上げた。
「そうだ。選択肢は二つ。弟を売って借金返済するか、お前が俺の奴隷になって弟を自由にするか」
さあ、どーする?と俺に聞いてくる男。
…考えるまでもない。
早く出したい一心で本能のまま答えを出す。
「そんなの…、俺がお前の奴隷になるに決まってんだろ…っ!」
だから、だから、早く…。
「契約成立だな。イかせてやる」
「え、あっ、ひゃうっっ!!」
「兄貴…!」
―――ドピュドピュッッ!!
「あ、あ…うぅ…ん、はぁ」
強すぎる快感に意識が遠のいていく…。
「兄貴!おい、しっかりしろ!!てめーら、離せ!おい…!」
ふわりと体が宙に浮いた気がした。
ん…。
陸、そんなに叫ばなくても兄ちゃんはお前のことが大好きだぞ。
「おい、どこに連れてくんだよ…!兄貴から離れろ!兄貴、行くなよ…!兄貴ぃ…!!!」
大丈夫だよ、陸。
俺がお前を守るから。
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