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やっちまった
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その後、謎の注目を浴びながらも梓に引きずられて生物室までやってきた
梓のあの体のどこにあんな力があるのかは謎。ほんとに謎
俺と梓は理系寄りの文系だ。生物、化学、数学が得意ではあるけれど物理は苦手。だから文系で理系の科目を選択している
進路はまだ全然明確には決まっていないけれどなんとなく看護系かな、と考えている
「時田ー」
「はい」
「中村ー」
「はーい」
「…んー、全員いるな。いるよな。いないやつは手を挙げろ」
先生が俺ら2人の名前を呼んでからめんどくさくなったのか出欠とるのめっちゃ投げやりになってる。いいのかそれで
あと、いないやつは手を挙げろってなんだ矛盾してるぞ先生。気づいてるのか先生
っていうかこれは梓が黙っちゃいないぞ…
「せんせー出欠とるのめんどくさくなって投げ出さないで!あと、いないやつは挙げる手ないから!」
ほらきた。突っ込むところやっぱそこだよね
何かとツッコミ役な梓はこういうところで黙ってることが出来ないのだろう。それを知ったのは最近のこと
「んな細けーこと気にすんな」
「え?細かくなくない??意外と重要なことじゃない???えっ?僕間違ってる????」
生物の先生と毎回同じようなやり取りをしている。飽きないのか、と思うこともあるが本人達が楽しそうなので俺ら(俺とその他の生物選択者)は生暖かい目で見守っているよ
先生×生徒…うーん最高
生物の先生こと真田先生は教師にあるまじき色気を放たれている…こう、なんて言うの?ムゥワッ、って感じ?ムワッ、じゃなくて隠しきれてないだるさを纏った溢れ出る色気。素敵ですね
真田先生は生物の先生だからなのかわからないけれど常に白衣を着ている。その下はジャージ。最初の授業の時にそれぞれ軽い自己紹介をしたときに先生もやった。本人曰く「白衣はチョークの粉で服が汚れないようにするため、あとはポケットがたくさんあるから。ジャージはな…楽だぞ」とのことでした
入学式の時にはしっかりとスーツを着ていたんだろう。けれど授業の度に見る格好がジャージの上に白衣を着ただけのものだからスーツ姿の真田先生が想像出来ない
そんなだるだる〜な雰囲気の真田先生だけど壮絶な色気を醸し出しているそのお顔もまた素晴らしい
目尻は下がっていて全体的にタレ目がちで、目に凛々しさはなく常に眠そう。ここだけ見るとただのなよなよとした印象しか抱かないだろうがくっきり二重のまぶたと太めのつり上がった眉が、ねむそうな目さえも色気ムゥワッ、に変えてしまう。恐ろしい
ジャージだからはっきりとはわからないけどズボンを少し下げた位置で履いていてもそんなに裾が余っていないところを見ると足が長いぞあの先生
筋肉は程よくついているのだろうか。そこが問題である。俺的に考える攻めは程よく筋肉がついているがガチムチではないことが望ましい
申し遅れました。俺、時田 叶はずいぶん昔に腐りましたれっきとした腐男子です
でもまだカミングアウトはしてないので心の中で妄想するだけです。
梓可愛い…まだ先生と絡んでる…ッ!しかも先生もだるそうにしつつもちゃんと梓と会話してる…!なんだろう。2人は付き合ってるのかな?なーんだ。じゃあ俺の妄想じゃなかったってわけか!梓も言ってくれればいいのに〜
「付き合ってるわけないだろ!」
「そうだな。付き合ってないな」
「……お?」
「いや、叶。聞こえてたから…」
「は?」
「『梓可愛い…』って呟いてたあたりから丸聞こえだったから。あと俺は可愛くないから」
「…!!!!」
おーまいが…
。
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