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ちょっとした過去
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隠していた腐男子がみんな(と言っても生物選択者と真田先生)にバレ、プチパニックになった状態の中たんたんといつものように授業は進んでいき時々こちらに向けられる梓の視線に死にそうになりながらなんとか授業を終えた
あぁ…この後俺は梓とお別れしなければいけないのだろうか。せっかくチキンな俺にも気の合うお友達ができたと思ったのに…泣きそう…
授業が終わって教室を出て行く人たちを横目に見ながら俺は物思いに耽っていた
まあ、でも授業があったおかげで気持ちの整理をすることができた
流石に中学の時に学んだ。オタクですらちょっと距離を置かれるのに腐男子なんてな。引かれるどころの話じゃないぞ。ドン引きだ
どうでもいい人に距離を置かれるのはなんてことないが目をつけられるのは面倒くさい
俺は腐男子であってホモなわけではないんだがな。だから男子が恋愛対象じゃないのに自意識過剰な奴らは
そんな目で俺らを見てたのか?気持ちわりぃ
とかな。見てるわけねぇだろ不細工が!てめぇなんか恋愛対象どころかホモの対象でもねぇわ!くそが!何言ってんだ?ってなったけど弁解するのもめんどくさくてほんとに仲のいい人としか関わってこなかった
梓がそんな事を言うとは思えないが、まあ、距離を置くのではないか…という思いは断ち切れない
そんなこんなで生物室を残っている人も少なくなってしまった
そろそろ俺もここを出ようかと席を立とうとした時に
「叶なにやってんの?はやく戻ろー」
なんて呑気な梓の声が聞こえてきて
「は?」
なんて言ってしまった俺は仕方ないと思うな
。
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