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レトルトsaid
真逆、あのキヨくんが泣くなんて。頑固で自己中で自分勝手なあのキヨくんが、
泣いた
信じられない。たったあの一言で
傷付くものなのだろうか
俺はこの時、言葉の重みを理解していなかった。だから大嫌いとか、感情表現の言葉を軽々と発せられる
だからキヨくんに嫌われたのかもしれない
...流石に、言い過ぎたかもな
「...あれ、レトさん?」
そこには紙袋を持ったフジくんがいた。久しぶり〜って手を振りながら俺に近付いてくる
「フジくんやん。久しぶり!キヨくんになんか用なん?」
「ちょっとね。なんか中古ゲーム3人用の買ってこいよーって言われてさ?探してたんだよー」
それは多分本来、現在も実況しているであろう俺とキヨくん、買ってきたフジくんとで実況する予定であったゲームだろう。
そんなことまで計算してるキヨくんに申し訳ない気持ちでいっぱいだった
でも、今更謝っても...なぁ。うざいって思われるだけやん、
「...じゃ、ふじくん...おれ、いくから」
「え、うん..?ばいばい」
フジくんは最後まで手を振ってくれる。
何も知らないフジくんは。
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