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誕生日会(六つ子たちの場合)
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「はい、長男おそ松でーす!今日は、俺達兄弟の誕生日会に来てくれてありがとーございます!!
司会進行役は自称常識人、松野チョロ松!!」
「よ、よろしくお願いします!」
「じゃ、司会よろしく。チョロ松」
「…はいはい、えー、まずは乾杯でもする?」
「はいはいははーーい!!!乾杯音頭なら俺がしたいっす!!!」
と手をビシッとあげ、手に持っているビール缶をカシュッと開ける十四松。
「じゃ、十四松!頼んだよ」
おそ松は、ヒラヒラを手を泳がせ言う。
「あいあい!!!……皆さん、グラスは持ったっすか?!…行きまっせー!乾杯いっぱい幕の内!!」
相変わらず、変化球の十四松。
「「「「「かんぱーい!!」」」」」
乾杯したところで、各々ビールやら梅酒に手をかけ飲み始める。
「ニート達、乾杯したところ悪いんだけどケーキが無いのよ。お金渡すから買ってきてちょーだい?」
「えぇー!まじかよー…ちなみに何松?」
まさかのケーキがないこの状況。
松代は、5000円をチョロ松に渡した。
「何松でもいいわよ。あぁ、あとお釣りはお駄賃としてとってくれて構わないわよ」
ケーキ1個450円として六つ子と松代と松蔵として、3600円くらいか。
1400円のお駄賃がある。
「母さん、俺行くよ」
「フッ……俺も行く」
「ぼ、僕も行く」
「……行く」
「行きマッスル!!」
「勿論、僕も行くよー!」
「「「「「「っ!!!!」」」」」」
流石六つ子、考えていることは同じことだったようで。
「ちょっと、おそ松兄さん?さっき面倒くさそうだったよねー?」
と、トド松はおそ松に詰め寄る。
「いやいや、トド松?何、言ってんだよ。この長男様が行くの面倒くさがる訳無いだろ!」
綺麗な手の平返し。
「おい、クソ松なんでテメーも行くって言うんだよ」
ド○ペ片手に、チラリとカラ松の方を見る。
「フッ……マミーの頼みだ。行かないわけ」
「あ″ぁ?!!」
「ひいっ……」
カラ松キャンセルは当然のように行われる。
胸ぐらを掴まれ、涙目のカラ松と一松。
「十四松、ちゃんとケーキ崩さずに持っていけるの?」
梅酒をちびちび飲みながら、十四松に問いかけるチョロ松。
「無理かもしんない!!!どーしよ、チョロ松兄さん!!!」
ハッと思い出したかのような顔をする十四松。
「無理なのかよ!!!……はぁ」
頭を抱えるチョロ松だった。
ぎゃあぎゃあ(約1時間)と騒ぎ、パンパンと手を叩く音が聞こえた。
「もー、皆落ち着けって。こうなったらみんなで行こう?余ったお金はみんなで山分け、これでいいでしょ?」
と言うのは、チョロ松。
「けど、チョロ松兄さん!!」
それに納得出来ないドライモンスター、トド松。
「いいから、言うこと聞けよ。尺が短かいだよ」
どこぞの兵長が出てきそうなそんな雰囲気。
「ウイッス」
右手を胸にあて、ビシッとするトド松。
「ケーキ持ちは、カラ松。ちゃんと崩さず、くれぐれも慎重に持っていけよ、くれぐれも慎重に!!」
カラ松に指を指し、くれぐれも慎重にを2回言うチョロ松。
「っ!俺か!!」
パァァァと笑顔になるカラ松。
すごく嬉しそうだ。
「お金は僕が持つから。後でみんなで分けよう」
と言うと、ガタッと立ち上がるチョロ松。
「チョロ松ー?ちょっと待って。何でカラ松なの?」
兄ちゃんは、持ったら駄目なのー?と付け加えて言うおそ松。
「…それは、おそ松兄さんはなんか崩しそうだし、僕は慎重に持つのとか嫌だし、一松は」
崩しそうと言われた後、おそ松は「えーーー!」と不服そうな顔をしていた。チョロ松は一松を横目に見たら、
「……持ちたくない」
との事だったので。
「って言うし、十四松はそもそも持ったら駄目」
両手でバツ印を作る、チョロ松。
「っ!!!!(ガーーーン)」
いつも思うけど、十四松はどうやってそんな顔ができるのか…疑問になるチョロ松。
「トッティは、なんか女の子口説く時にケーキ渡しそうだから駄目」
ケッ、っと吐き捨てて言うチョロ松。
「そ、そんな事しないよ!!!」
実際そんな事をする予定だったのか、ギクッとするトド松。
「…ついに、ブラザーの役に立つことが……フッ、やっとか……。俺はブラザーの誕生されしこの日に神からの授かり物を「ウゼェ…」
「あぐっ!!!」
カラ松キャンセル+一松渾身のグーパンが決まった。
べシャッと言うと音がした。
「……もー、本当…いったいよねー!!」
「肋折れる折れる!!」
と言う紅松。
「もー、遊んでないで早く行くよ!」
と急かす、チョロ松は麩に手を掛け皆を見る。
「何にしよーかな?期間限定のやつ食べてみたいかも!でも、チーズケーキもいいかも!!」
チョコにラズベリー系がのった、チョコレートケーキ。
「俺は、王道にショートケーキだね!!」
と、鼻下を擦り言うおそ松。
「僕は、チーズケーキ…」
トド松、おそ松に続いて一松が居間から出ていく。
「あまり高いのは駄目だからな!余りが減るんだから!!」
と、その後に続いて、チョロ松も出ていく。
「……誕生日なのにこの仕打ち…」
ズーーンと落ち込むカラ松。
「まぁ、ブラザー達は照れ屋だからな!!」と言い、後に続こうと立ち上がろうとする。
「カラ松兄さん、早く行きマッスル!!それに、皆同じ誕生日でっせ?」
と、カラ松が立ち上がる前に手を差し出し、言ってくれるのは、ニコニコする十四松。
「……あ、あぁ…そうだな!!」
嬉しそうなカラ松。
目指すは、近所のケーキ屋さん。
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