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ファンファンデートデート!6
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にこにこと微笑んでいるが手はガッシリと男の肩を掴んでいる。
男は慌ててミナミから離れる。
「その子自分のツレなんやけど何かご用事?」
背の高い男はにこにこと微笑んだまま小首を傾げる。
金髪男は口元に引きつった笑みを浮かべた。
「いや、ちょっとお話ししてただけです...
では俺はこれでっ」
走り去っていく金髪。
ミナミはその派手髪よりも目の前に立つ
スーツ姿の背の高い男に釘付けになっていた。
背が高いだけではなく体型も割としっかりしているし、顔も爽やかで優しげだ。
物腰も柔らかいし立ち姿もスマートで、男としてミナミにないものを全て兼ね備えたような男だった。
しかしその雰囲気といい姿といいミナミは何故か見覚えがあった。
何故だろう、誰だっけ。
こんなかっこいい人忘れるはずはないんだけどな。
「あんなん上手いこと言ってとんでもない所に
連れて行かれるからなぁ気をつけなあかんよ?」
ぼけっとアホ面で見上げていると男はため息をつきながらそう言ってくる。
その声や喋り方で思い出した。
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