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ファンファンデートデート!11
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辺りはすっかり暗くなり、
待ち合わせをしていた駅まで戻ってきた。
ミナミは彼に向き直ると深々と頭を下げた。
「今日は本当にありがとうございました..、
めっちゃ楽しかったです」
「こちらこそ。本当は泣いて帰られたら
どーしよーって思ってたんよ。
ミナミくんが楽しい子でよかった」
袖野は爽やかな笑顔を浮かべた。
きゅんきゅんと心臓が締め付けられる。
確かに最初は一目惚れだったのかもしれないが、今は袖野という人そのものに惹かれていた。
「あの...袖野さん」
ミナミは口を開いた。
ずっとずっと、今日言おうと思っていたのだ。
それは相手が同性であっても、
チャイナ服じゃなくても、関係ない。
「オレ.....袖野さんのことが好きです」
溢れる想いが喉から滑り落ちていく。
顔が赤くなるのを感じながらも、彼を見上げた。
袖野は細い目を見開いていた。
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