アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
彼の日常 5
-
「何朝っぱらから男のケツ撫で回しとんねん...
顔これやけど..虚しくないんか?」
袖野は声を殺しておっさんに言った。
おっさんはミナミの顔をちらりと見ては顔を赤らめた。
ミナミは袖野を見つけ嬉しそうな顔をしている。
「こ..好みの顔なんだ..」
「いや知らんし」
袖野は溜息をついた。
ミナミは男らしい顔というわけではないが
女らしい顔というわけでもない。
頑張っても中村蒼とかを地味にした顔といったところで、つまり普通である。
まあ好みは人それぞれではあるのだが...。
「恋に男とか関係ない!!」
男はいきなり大きな声を出した。
袖野はびっくりして目を見開く。
乗客の何人かもこちらを振り返ってきた。
こんな堂々と愛を...このおっさんえらいかっこいいやん...。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
41 / 194