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齟齬と真意は戀愛なりや? 2
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「ほらパンツ見えますよ!ちゃんと立って!」
彼女の短いスカートの裾を引っ張る。
露出の高いお姉さんに絡まれて
通行人の男どもからは羨望の視線を受けるが
代わってやろうかと思う程だった。
「......袖野、さん....?」
不意に名前を呼ばれ、
袖野は反射的に顔を上げた。
その先にはギャルに囲まれたミナミの姿があった。
呆然としたようなその表情に
袖野は何故か、しまった、と思ってしまったのだ。
「うわーイケメン!たんちゃんの知り合い?」
ギャルの一人がミナミに耳打ちしている。
その派手な装いも、若い気迫も
自分が行くことのできない世界で、しかし彼にはあっているように思える。
袖野は複雑な気持ちになり、苦笑を浮かべてしまった。
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