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齟齬と真意は戀愛なりや?5
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車が通る大通りに出て雪雛をタクシーに押し込んだ後、
袖野は一人とぼとぼと駅に向かった。
今日は散々だ。
この後世界が終わってもなにも文句言えないと思う程だった。
「グラドルは重いし、雪雛センセは面倒だし、.....あと...」
ミナミくんは。と呟こうとして、
はっとなり笑って誤魔化した。
彼の好きだという意味は、
どういう意味なんだろう。
こんな崖っぷちのおじさんをからかっているんだろうか。
そうとしか思えない、そうと思いたい...。
そんなことを考えてしまいながら駅の階段を重い足取りで降りていった。
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