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「…シヴ・トレイン、君はなぜ周りと馴染もうとしない」
「……何故って、別に必要ない、でしょ」
「これから社会に出て生きていくためには周りとのコミュニティが必要なんだ。」
「…いらない」
「いるんだ。…はぁ。今回は目撃者の証拠も不十分だから親御さんには連絡はしないけれど、もし次こう言ったことがあるならばその時は覚悟しておくんだぞ。」
「……………………」
バタンとドアを感情のままに閉めて教室を出ていく担任の居なくなった背中を横目で見送りながら、溜息をつく。
どうせ教師なんて何の心配もしちゃいない。自分の評価とかしか考えてないんだから。
心配したような表情作ってるけど、その仮面の奥で、
僕を蔑んでるのわかってるんだ。
何がコミュニティだ。
そんなもの。そんなもの真面目に使ってるやつなんていないんじゃないの。
別に必要ないでしょ。周りと馴染むなんてまっぴらだ。
今回だって僕は悪くないんだ。
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