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苛立ち※竜
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ちっ、…………
俺は苛立ちを隠せきれなかった。
家に帰り、母親の返事も軽く返した、
幸にはあの時きつくあたってしまったが、
それもこれもあいつのせいだ。
ピロっ♪
ん?
俺は少しテンションを上げながらその携帯を
見た。
なぜなら、幸からの着信音だった。
少し心配する自分もいたが、幸は俺を裏切ったりはしない。
いつだって、俺か、正樹と一緒に遊んでいたからだ。
他の男に告白されたって、断っていたし、俺達以外とは
中学生以来遊んでいないからな。
それに、幸は男が嫌いだから。
絶対に守る。守ってやる。約束は守る。
幸のためにも…………梨乃さんのためにも
あいつの手先で来てるかもしれないからな。
携帯を開き画面を見る。
それは、望んではいない、断りメールで。
俺はその時何度も目をうたがった。
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