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お風呂??
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登坂さんが、服を取りに行くと言った瞬間
小川で遊んでいた蒼汰が、コケてしまった。
「うぅ………うぇーーーん)))」
痛かったのか、泣きながら登坂さんの方を見る。
僕は、寒そうに、痛そうにしている蒼汰の隣にいきいつもの呪文をかける
「蒼汰痛かったね。痛いの痛いの飛んでいけー!」
「ままぁ〜」
涙でボロボロな、顔をタオルで拭く
服はと言うと、泥まみれでビッショリと濡れている。
このままだと、熱が上がってしまう。
「蓮、俺が蒼汰くんをおぶるから。そこの扉開けてくれるか?」
「あ、ありがとうございます!はい!」
登坂さんの言う通り、少し奥にある扉を開くと
その扉の向こう側には、玄関に続く小道と
花壇がダーーっとある
蒼汰を背負って、僕が持っていた荷物を片手に中へと入っていく。
「登坂さん、なにか持ちます!重たいですよね…」
「大丈夫だ、蓮心配し過ぎだ」
とだけ言ってリビングに入る
中はとても広くて、白い家具で統一されている。
緑の植物や、鮮やかな小さな花達もいてとても落ち着く雰囲気。
生活感もあって……
ん?
いやぁ、登坂さんは一人暮らしで……
なのに何で?
ふと、目をやった先にはグラスが2個置かれていた。
変な感情がまた、こみ上げてきて……
「蒼汰くん、お風呂に入ろうか…。このままだと熱上がるよな」
「え、そんなの、いけません!ご迷惑かけるから」
ダメダメ、登坂さんには……
あー、その考え方もダメダメ……。。
上手くいかないなぁ……
でも、この状態でお風呂は、逆に熱が上がるんじゃぁ
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