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不安
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「終わったか?」
「あ、はい!ありがとうございます!」
コーヒーの匂いにつられて、登坂さんが持っているマグカップを見ていると…
「蓮も飲むか?」
「いいんですか?」
「あぁ、蓮は甘いのか?牛乳入りの」
「そうです」
キッチンで、立ってる登坂さん…
様になってる
いつ見ても、美形で可憐な人
「蓮見過ぎだ、顔になにか付いてるか?」
「あ、いえ!すみません…」
コーヒーの匂いが、漂う
見過ぎちゃった…
「そうか」
と言って、美味しそうなコーヒーが入ったマグカップを僕に渡す。
ホットで、湯冷めした体を温めてくれる。
さっきまでの、ことを思い出してしまう。
お風呂上がってから、登坂さんがやたらと冷たいっていうか…
きっと、僕のせいで僕の体見た時からだもん。
こうなる事とは、はいるまえにきづいてたはずなのに…
鈍く嫌いになるこんな、体を登坂さんに見せてしまった僕が悪いんだ
そりゃそうだよ、登坂さんの身にもなれば分かることなのに
「…さっきは、すみません。あんな傷跡なんて見せてしまって。不愉快になりましたよね…?」
蒼汰の教育上の事も考えると、悪いよね。
少し驚いた顔をして、冷静な顔で
「不愉快とかではない、心配してるんだ…。話したくないならいいんだが話を聞かせてくれないか?」
心配?
登坂さん心配してくれてたんだ、こんな僕の体を
あ、そっか…
蒼汰の教育上悪いんじゃないかと心配してるんだ。
それとも、精神的におかしくなって自分でなにかしてるんじゃないかって不安?
そもそも、登坂さんが僕の事なんか心配してくれるはずが無い。
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