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アイディア
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『しかし、今回のコラボ企画には条件がある…。
それを説明して貰うべく本社の社長さんに今回来てもらった』
周りがざわつき出す。
噂で聞いたことがある。
とってもイケメン若社長、優しくてとってもいい人だと
弟の蒼太と買い物に言った時に、スーパーのおば様方が入口のところで話してたのを、盗み聞きしたことがあるのを思い出す
『ささ、入ってください。』
・
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・
「どうも、こんにちは。G.net48の社長の登坂と申します。この度はコラボ企画の件でおじゃましております。どうぞよろしくお願い致します。」
深々く礼をして、顔を上げる。
あっ!!
この人さっき、店の入口で喋りかけてきた人の隣にいた爽やかさんだ!!
うわぁ、近くで見ると世の女性がよく口にしてるイケメンさんだ。
「で、隣にいるのが私のマネージャーの龍ヶ崎です。」
「こんにちは、今回は我がアパレル会社と手を組んでいただき誠にありがとうございます。今後ともよろしくお願い致します。」
お2人の挨拶は礼儀を越したもので、とても綺麗な言葉遣いで僕も改めてしまうものだった
『さぁ、ご挨拶はここまでとして本題に移るぞ』
今回のコラボ企画には、二つのコンセプトを元に設定されているみたいだ。
社長さんのお話によると、その二つのコンセプトは…
一つ目、女性を目線の和菓子
二つ目、両社の特徴をこだわったもの
という事だった。
コラボ企画のペアには、
今から、各ペアの和菓子を先生が味見していく。
その中で、よりキメが良く、美しい出来で、味が良かったものを候補の一つとするらしい。
こんな凄い話を、先生は突然皆に伝えるためみんなの顔が段々暗くなっていく。
皆の心は一つ。
《もっと練習しとけば良かった》
この一文だけだと思う。
僕も、後悔混じりの参加になってしまった。
「各ペアの方、女性目線の和菓子というコンセプトの元お一つ意見を考え私に教えて下さい。」
社長さんの方は、各ペアの意見を聞き回るようだ
「宮野さんどうしますか?」
「蓮的には、コラボしたらどんな和菓子を作りたいんだ?」
「僕ですか!?僕だったら、可愛らしいキャラ物やちょっと大人の女性をイメージしたものなどラッピングにもこだわってみたいです。」
「だよなぁ…」
「宮野さんは、どんな事を考えましたか?」
「俺的には、甘さ控えめで女性の体にメリットなものを手がけてみたいな」
「うわぁ、、」
優しく思いやりのある人って考えることが違うなぁ?
僕なんて、ただ単にこだわりを中心に考えたものばかりだ…
「どーした?でも、俺蓮の採用したいな」
「えっ、僕のですか?」
「あぁ…」
どーして?
僕のなんて採用しちゃったら、後戻り出来ないことになっちゃうかもなのに
「蓮のその気遣いは、俺には考え付かなかったもんなぁ…細かい所まで目を通す。この仕事してる以上忘れちゃいけないことを忘れてたよ」
「………。。」
僕の隣で、お願いだからいいこと言わないでくださいよ。。
僕だけ浮いちゃうじゃないですか
「あの、宮野さんペアですか?」
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