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登坂side
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初めての、コラボ企画が社内で企画された。
G.net48がもっと世界への盛り上がりへ繋がるために今回の話が持ち上がった。
相手先のお店を探している時、この会社の周辺近辺で隠れ家のような小さな和菓子屋さんが出来ていると社内の女性が話をしていた。
「なぁ、龍ヶ崎」
「はぃ」
「さっきの話聞こえたよな?調べといてくれるか」
「分かりました。」
和菓子…昔叔母から食べさせてもらった事がある。
小さいながらも、甘くて美しい口答えが脳裏に浮かぶ
小さい頃、あまりお菓子を食べさせてもらって無かった俺からしたらご褒美の和菓子は特別なものだった。
「社長、添田(ソエダ)様からお電話です」
「あぁ、繋いでくれ」
「はぃ」
ピッ……
『あぁ!、涼太ぁ?』
『どうした。來音。』
コイツは、俺の親戚にあたる 添田來音(ソエダ クオン)
童顔で、髪がミルクティー見たいな色で肌が白く下手したら女子に見えるくらいの童顔男子
『なんで、冷たい態度??』
『俺は、今仕事中だぞ…』
『まぁまぁ、いーじゃん♪』
『はぁ、で?要件は?』
『今度、デートにいこーよ!!』
『じゃぁ、切るなー』
『あっ、ちょっとちょっと!!切らないでよぉー!!』
『デートは、彼氏さんとしたらいいじゃないか。』
『むぅー、ケチ!』
『はぃはぃ、じゃーな。』
『えっ、あっ、ちょ…』
プーープーー
はぁ、話の長い奴だ
來音には、彼氏さんがいる。まぁ、簡単に言えばあっちの人だ
でも、このごろ上手くいってないらしく……
しょっちゅう、会社に電話を掛けてくる。
「社長良いんですか?」
「あー。ほっとけ、またいつものだろ?」
「まぁ……。。」
「それより調べてみたか?」
「調べましたよ」
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