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宮野さん?
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「蓮くんー」
後ろから、名前を呼ばれ振り返ってみると。
そこに立っていたのは、宮野さんだった。
確か、宮野さんはここの近くが家って言ってたような〜??
「宮野さん!おはようございます!」
「おぅ、おはよー」
ニコッと笑いながら、僕達の方へ近づいてくる。片手にはバック、方片方にはマフラーのようなものを持っていた。
寒さ対策かな?
今日は、機能と違って寒いからなぁー
「後ろの子は、蓮の弟くん?」
「そうです、ほら挨拶して?」
僕の後に隠れていた蒼汰が、僕の太ももくらいの所からちょこっと顔を出して自己紹介をし始める。
「さとお…………そぅたぁ…ですぅ…………3たぃですぅ。。」
「蒼汰君かァ、俺は蓮のお友達で一緒にお仕事してる。宮野 健って言います」
「…………たけ…しゃん?」
「そーだよ、よろしくね?」
肝心な、「る」が抜けているが宮野さんとちゃんとお話が出来てる。
家で何回か宮野さんのお話をした事があるから、人見知りも和らいだのかもしれない。
それに、宮野さん自分で「蓮の友達」って言ってくれたし。
僕も嬉しくなったのは内緒
「いやぁー、やっぱ似てるな」
「兄弟ですからね笑笑」
「可愛い弟だな、羨ましいぃ〜」
そう言えば、宮野さん1人っ子でしたっけ
1回そんな話もしたなぁ〜
1人っ子って寂しいから、俺が結婚して子供を作る時は二人欲しいって言ってたな
そう言われれば、僕も蒼汰が生まれるまで1人だったから寂しかったなぁ…
「可愛いですよ、とっても」
「見てて癒される」
「そうですか?」
「あぁ」と答える宮野さん
俺も保育園まで付いて行くと言い出したので。
再び保育園へ歩き出す
あの短時間で、宮野さんと蒼汰はとっても仲良くなって戦士の話で盛り上がっている。
毎週日曜日の朝、楽しみにしてみている〇〇レンジャーの話やドラ〇もんやクレヨン〇〇ちゃんの話やら話題が転がりつつも笑って話している。
蒼汰の笑顔は、見ててポカポカする
蒼汰の笑顔が大好きだなぁ〜
「たけしゃーーん!」
「どーしたぁ?」
小坂をダッシュでは知り上り、小坂の上で宮野さんを呼ぶ。
「こっちだよー!」
走って来いと言っているのか、笑顔を大きく頭の上で振っている
僕も慌てて、蒼汰の元へ行く
「そこで待っててよー?」
「はーーぃ!!」
宮野さんと顔を見合わせプッって笑ってしまう
可愛くて小さくて…
「ほら、蓮行くぞー」
僕の手をぎゅっと握って、走る宮野さん
走る足が早くて、あたふたして頑張ってついていく
小坂の上につくと、宮野さんは蒼汰を抱えて高い高いをする
キャッキャ言って笑う高い声
「捕まえたーー」
「つかまったぁ〜」
「あっ、そろそろ行かないと!!仕事遅刻しちゃう!」
「うわぁっ、早く行くぞ!」
片手で蒼汰を抱えて、もう片手で僕の手をぎゅっと握る。
段々、頬がぽわぁってする
多分赤くなっちゃってる///
駄目なのに……
すると
「おにーたん…」
少し体を震わせ名前を呼んでくる。
もしかして……
「寒くなった?」
「うん…」
汗をかいたから、それで一気に冷えたのだろう。
バタバタタオルで汗を拭き取ってあげる
でも、どうしよう。。
ジャケットや羽織るものはもう持って来てない。
すると宮野さんが
「ほら、俺のマフラー使いな」
「えっ、いいんですか?」
「あぁ、風邪ひかれたら困るからな」
「ありがとうございます!じゃぁ、お言葉に甘えて使わせてもらいますね?」
「おぅ!」
青のふわふわした生地の、マフラーを蒼汰の首に巻いてあげると暖かくなったのか
「あったかいのー」
「それは、良かった笑笑」
それから、保育園に蒼汰を預けて駅までいそぎ電車に乗り込む。
保育園に預ける時、天海さんが「隣のイケメンさん紹介してください」って仕事そっちのけで宮野さんに釘付けだったなぁ。
宮野さんは、それを無視して蒼汰にずっと抱きついてたけど…汗
「宮野さん今日は、朝からありがとうございます」
「良いんだよ、俺小さい子好きだし!それに…」
「それに…??」
「何もねー」
話の続きは、気になったが
まぁ、いいっか?
楽しかったし、蒼汰も喜んでくれて嬉しかったし
電車の中は、通勤ラッシュでぎゅうぎゅうだけど誰にも見つからないように僕の手を握ってくれてる宮野さん
ほんとに、優しいな〜
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