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偶然なのか?
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登坂sideーーーーー
しばらく車を走らせると、会社に着いた。
今日の、和菓子屋とのコラボの件は俺が一人で行くとして
瑠唯君がいる竜ヶ崎には、添田のジュエリーブランドとのコラボ話を片付けてもらおう。
「竜ヶ崎、俺は一人で行ってくるから瑠唯君と仕事よろしくな」
「本当に、大丈夫何ですか?」
「あぁ、大丈夫だ」
「ありがとうございます。お気をつけて」
「あぁ、行ってくる」
スヤスヤと竜ヶ崎の胸の中で眠る幼い子
夢の中でいい夢を見ているのか
微笑み口をむにゃむにゃとさせまた、深い眠りに入る
子どもから元気を貰ったな
見送る竜ヶ崎を背に、再び車に乗りこみエンジンをかける
二人がいなくなった車内はシーンとしていて、寂しさを覚える。
「気を入れ替えないとな」
口元からの低い声は、車内に響き行き場のない車内で消えていく。
会社から、15分くらい車を走らせた
もう少しでつくな
和菓子屋に着き、車を駐車場に入れ和菓子屋の入口へと向かう途中
タクシーから降りてくる見えぼえのある影が……
見慣れた伊藤さんの姿と………………
隣には…………………………
あの宮野さんっていう人が降りている
え??
嫉妬と疑問が頭の中をグルグルと周り
焦りが一気に出てきた俺は気づかないうちに
名前を呼んでいた……
「伊藤さん!」
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